1.中出阪蔵 (1906−1993) Sakazo NAKADE、(1906〜1993)日本手工ギター製作界の先人、明治39年(1906)4月1日三重県松坂市生まれ。10代で上京し大正8年ヴァイオリン製作界の先人、宮本金八氏に入門、始めはヴァイオリン製作をめざす。セゴビアの初来日を機にギターの認識が高まりそれからギターの研究が本格的に始まった。戦前は細々と努力が続けられていたが戦後しだいにギターが盛んになるにつれギター専業の道に進む。私が弟子の時代(1963-1969年)頃がちょうどギターブームで中出工房の最盛期、最大15人の弟子がいた時期もありました。1993年87歳で病没。後を継いだ息子さんの輝明(長男)敏彦(二男)幸雄(三男)さん達も健在、門下生で現役は井田英夫、稲葉征司、田中俊彦、星野良充、(同門の今井博水さんは1997年49歳で病没) 2.河野賢 (1926−1998) 日本が誇る世界的なギター製作家。 特に、1970年代は河野ギターの全盛期で世界的なギタリスト達が河野ギターを採用した。 セゴビアに献呈している。また、伝説のギタリスト、渡辺範彦の愛器も河野ギターだった。素晴らしい音だった。 残念ながら、晩年期の作品は多分、全ての工程を自作しているとは思えず、黄金期の音には及ばない。 しかしながら、楽器の仕上がり、美しさは優れている。 河野ブランドは世界的であり、現在でも世界中のショップで販売されている。 1926年 水戸で生まれる 1948年 東京高等工芸学校木材工芸科(現:千葉大建築科)卒業と同時にギター製作を開始 1960年 スペインに渡りギター製作を学ぶ 1967年 ベルギーに於ける国際ギターコンクール(エリザベートコンクール)で金メダルを受賞 1998年12月13日 腎盂がんのため死去 卒業制作の為ギターを作ったことが契機となって独学でギター作りを始める。 ギター製作とギター音楽の振興にその生涯をささげた。(株)現代ギター社の創立者でもある。 3.桜井正毅 (1944−) 1944年 東京で生まれる 1967年 上智大学電気電子工学科卒業。同時に河野ギター製作所に入社 1988年 第四回パリ国際ギター制作コンクール第一位 創始者、河野賢と30年以上に渡り制作活動を行う。河野賢のデザインを継承しつつ 独自のデザインを展開し、桜井ブランドを確立する。現在では河野工房を引き継いでいる。 4.星野良充 (1942−) 1942年札幌市生まれ、20才で中出阪蔵氏(Sakazo NAKADE、1906〜1993、 紹介文)に 入門。26才から2年間ヨーロッパのギター工房、フレタ、アグアド、ハウザー等の工房を 訪ねる。28才で東京に工房を開き33年 星野ギターを使用したCDが発売されています。 演奏・・井上幸治(在スペイン)・・「Brisa,そよ風」(写真) 2002発売 演奏・・鎌田慶昭・・「リブラ・ソナチネ」・「セリエ・アメリカーナ」 (写真) 演奏・・イェラン,セルシェル・・「From Yesterday to PennyLane」 (写真) 第35回クラシカルギターコンクール(2004年5月3日東京)において星野ギターを使った アリエル・アッセルボーン、山田大輔の2名が本選に進み入賞しました また過去には東京国際ギターコンクールで鎌田慶昭、磯野鉄雄、葉登民、井上泰江の方たちが 星野ギターを使って入賞しています 5.今井勇一 (1949−) 1949年東京に生まれる。 1967年、18才で中出輝明氏に師事。 1971年独立し本格的製作活動を始める。 現在では国内、海外の多くのプレーヤーに 愛用されるギターとなっている。 今井ギターを使用しているギタリストは高田元太郎、鈴木大介などがいる。 6.三浦隆志 (1951−) 1951年 北海道で生まれる、 1969年 東北工業大学、電子工学科に入学、その頃より仙台でクラシックギター演奏を 菅田吉昭氏に師事。 1973年 同大学を卒業後、札幌にてエンジニアとして働き始めるのを期にギター製作を開始、 同時に札幌ではギター演奏を渋谷忠三氏に師事する。 1980年 この間、独学で相当数のギターを製作していく中、プロ製作家への転向を決意。 スペイン・グラナダに渡り世界的ギター製作家、アントニオ・マリン・モンテーロ氏の下で スペイン伝統のギター製作法、セラック・ニスのタンポ塗装に関して指導を受ける。 1981年 一時帰国して、仙台にMIURAギター工房を作り、ギター製作活動を始める。 1984年 再びスペイン・グラナダに渡りアントニオ・マリン・モンテーロ先生の下で、ギター 製作法に更なる研さんを積む。 1985年 帰国後、仙台の工房でクラシック・ギターの製作を続けて現在に至る。 その後、東北放送、世界青年年記念番組。 ミヤギテレビ、音楽番組。 仙台放送、ゆうやけテレビ、今きらめいて、等の番組に出演。 クラシック・ギターの素晴らしさを伝える。 また、河北新報の随想にスペインでギター製作をしていた頃の様子等を連載し好評を得る。 多くのギタリスト諸氏、コンクール優勝、入賞者にもご愛用頂き現在に至る。 1991年からは、岡山県玉野市で毎年開催される、王子が岳ギター講習会の専任講師も勤める。 7.松村雅宣 8.野辺 正二 1945年、野辺手工ギター工房は当時、東京の指物職人であった先代の野辺幾衛がその技術を生かしギターの修理をすることから始まります。 その後、修理にとどまらず次第にみずからも製作するようになり、クラシックギターの製作を専門に行う工房として確立されました。 現在の工房は1965年野辺正ニが独立開業しスタートしました。その後二人の息子が入り現在親子三人でギターを製作中。 9.西野春平 (1947−) 1947年 茨城県 日立市生まれ。 1965年 黒沢常三郎氏に弟子入りする。 1969年 所沢市に工房を構える。 ジャズギタリストの渡辺香津美、フォルクローレのマリオ鈴木、クラシックギタリストの 田部井辰雄氏等が、コンサートやレコーディングに西野ギターを使用している。 10.一柳一雄 11.中出 敏彦 (1932−) 父の中出阪蔵氏に学び、スペインに渡り名工、アグアド、エルナンデスに学ぶ。 ギターの生命は音質であるというアグアドの魂を受け継いで、アグアド・トーンに情熱を注ぎ続けている。 12.中出輝明 (1941−) 1941年 茨城県潮来に生まれる。 1959年 ギタリスト・作曲家 横尾幸弘氏に師事 1962年 黒沢常三郎氏 後に田崎守男氏に製作を学ぶ 1968年 独立 現在に至る 13.茶位 幸信 14.アルベルト・ネジメ (1952−) 1952年に東京練馬に生まれ、'79年に渡世、グラナダの名工アントニオ・マリン氏に師事した禰寝 孝次郎氏。'88年にクツナ・ホラ国際ギター製作コンクールで優勝するなど、今では日本を代表するルシアーとして君臨。良い意味で湿った印象の国産とは一線を画す、明るく躍動感のある音色。 15.河村和行 (1950−) 1950年三重県伊勢市に生まれる。伊勢高校・東京理科大学理工学部を卒業後、大手スーパーの情報管理部にてコンピュータ・プログラミング及びシステム設計の業務にたずさわる。 趣味であるギター演奏がこうじ、また自分の使用している楽器の不満等から1978年ギター製作を志し、会社を退職。三年間の修行の後、1981年に独立する。その後、海外の製作に関する文献等を研究し、独自のスタイルを確立させる。 また、ギターサークル「ろくげん」で独奏・重奏・フルートとの二重奏等を行っている。 16.庄司 清英 (1952−) 1952年 高知生まれ。 25歳よりギター製作の道へ進み、ほぼ独学で、現在に至る。 17.川田一高 (1942−) 高知生まれ。 1963 高一の時、ギター製作家の故田村満にギター演奏を習う。この頃、同級生に後のギター製作家、故今井博水がおり、ギタークラブを結成する。 1966 高校卒業後、田村満にギター製作を師事する。 1974 高知市で独立し、工房を開く。 18.加納 木魂 (1939−) 1939年名古屋生まれ ・本名 加納丈夫 ・昭和33年 実父加納木鳴に師事 ・平成 3年5月 製作1000本記念ギターコンサート ・日本弦楽器製作者協会正会員 ・中部日本ギター協会々員 CD 「福田進一:優しき玩具〜吉松隆ギター作品集」 にて 加納木魂製作19世紀ギター(1997)使用 19.稲葉 征司 三重県松阪市出身。 1959年〜 故中出阪蔵先生に師事。ギターレッスンを故小原安正先生に師事。 1964年〜 独立をして製作を開始する。 1967年〜 スペインにて、イグナシオ・フレタ、 エルナンデス・E・アグアド、 MG・コントレラスに師事。 1974年〜 東京都から現住所の三重県に工房を移転し、現在に至る。 日本弦楽器製作者協会正会員/中部日本ギター協会々員/名古屋ギター友の会、アミーゴ・デ・ラ・ギターラ会員/伊勢ギター友の会々員 20.井田 英夫 (1942−) 1942 三重県松阪市生まれ。 1957 故中出阪蔵にギター製作を師事。 1960 故小原安正にギター演奏を師事。 1971 師(中出阪蔵)の推挙を得て独立。 1980 「イダ・ギター工房」設立。 1982 故ホセ・ルイス・ゴンザレス先生の称賛を得る。 1984 故アンドレス・セゴビア先生の称賛を頂き作品を贈呈す。 21.新井勝巳 (1941−) 1941年 茨城県潮来に生まれる。 1959年 ギタリスト・作曲家 横尾幸弘氏に師事 1962年 黒沢常三郎氏 後に田崎守男氏に製作を学ぶ 1968年 独立 現在に至る |
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