楽器の選び方


 楽器はメーカーによりかなり違いがあります。

 本気で上手くなりたいなら、楽器選びはとても重要です。

 特に初心者は楽器にかなり依存されるので、慎重に選ばなければなりません。

 初心者だから安物で良い、というのは間違いです。


 プロを目指す人は子供ころから高価な楽器で練習しているのはヴァイオリンで

 は言うに及ばず、ギターにとっても当てはまります。


 若手ギタリストの村治佳織さんやその弟の奏一さんはお父さんがギター教室を

 開いていたこともあって、子供の頃から世界的な銘器(ハウザー、ブーシェ)で

 練習していたようです。

 また、世界的なギタリスト、山下和仁さんもまた子供の頃からラミレスを弾いて

 いました。

 今でも小さな身体に大きな楽器を持った山下さんの印象が忘れられません。


 ここまで真剣にならないにしても、良い楽器は飽きず、しかも弾きやすく、美し

 い音を出してくれるので、


 技術的な問題だけでなく、感性にも影響を与えるので、

 できるかぎり、良い楽器を選ぶべきです。



 初心者の場合は教室の先生や経験者に選んでもらうと良いでしょう。

 地方に住んでおられて近くに大きな楽器店がない場合は専門店の通販を利用

 することもできます。


 ただし、楽器は一本一本、個性が違うので実際に手に取ってみる必要がある

 のですが、

 通販を利用する場合は、プロフェショナルモデルでなければ、信頼のおけるメ

 ーカーであればそれほど品質のばらつきは大きくないと思われますので、安心

 のおける定評があるメーカーをお勧めします。


 以下に技術レベル毎におすすめ楽器、信頼のおけるメーカーを挙げておきま

 す。

初心者(1年未満)


初心者としてお勧めするのは、10万円前後の半手工品。
YAMAHAの高級レベル

アストリアス
松岡良治アントニオ・サンチェス
などが信頼あるメーカーとしておすすめです。


表面板は単板を選んでください。

安い楽器は合板を使用しており音質に問題があります。

表面板の素材には松材と杉材がありますが、一般的に杉の方が音が出しやすいと言われて

います。

また、松材は杉材に比べて高価なので、初心者には杉材の方が向いていると思います。

ただし、素材の良い松材でも音が気に入れば松材でも問題ありません。

しかし、この価格帯で素材の良い松材(ドイツ松)はまず期待できません。


特に、初心者は耳が慣れておらず、音の良し悪しが判断できない場合が多いです。

100万円の高級品と5万円の安いギターを聴き比べて、5万円の楽器の方が良い音を出して

いるように感じられることが、きっと多いでしょう。

(以前、目隠しして聴き比べ、味比べるTVの番組がありましたがたいていはずれていました。)


教室の先生や長くギターを弾いている人に相談して購入するのが良いですが、

独学でまわりに適当な人がいなければピアノなど音楽で耳に自信がある人に付いて来て

もらうのがいいでしょう。


あと、弦高(12フレットでの指板と弦の距離)をしっかりチェックすることが大切です。

弦高は高すぎても、低すぎてもいけません。高すぎると押さえにくくなり、低すぎると音が

びびったりします。


安い楽器は作りがいい加減で、ネックが反っていたり、フレチッング(フレットの打ち込み)がいい

加減なものがありますので注意してください。


下記にお勧めするメーカーは安心できるメーカーでかつ、ある程度の基準を備えています。



 
★おすすめのギター

  
1.ヤマハ クラシックギター GCシリーズ
おすすめはGC21モデル以上です。
なお、GC21の表面板は松、GC21Cは杉材を使用しています。

GC31では全て単板でなおかつ、値段が12万円くらいなので、できればGC31が妥当だと思います。GC41の予算に届けばGC41にしておいた方が良いでしょう。

好みにもよりますが、表面板は杉材を選んでおいた方がいいかもしれません。


ここで紹介しているお店は値引きが大きいのでお得です。

  
2.松岡ギター Mシリーズ   
このMシリーズは6万円台(ここで紹介しているお店は4万円台)で表面板が単板で購入できることが魅力です。おすすめはM200シリーズ以上です。

非常に格安で表面板、裏面板も単板になっており買い得でしょう。松材も低価格帯ではえぞ松が主流ですが、ドイツ松を採用しているのもお買い得となっています。

ここのお店でもかなりの値引きをしてくれるのでおすすめです。



初中級者〜中級者 (1年〜4年)


このレベルでは30〜50万円位の日本のメーカーの手工品、あるいは海外、日本で定評のある

プロフェショナル用の中古品がお勧め。


非常に有名なホセラミレスなどはこの値段でプロフェショナルモデルの中古品が手に入ります。

日本の製作家の50〜80万円クラスの中古品もお勧めです。

大体、中古品だと定価の40〜50%引きで購入できます。


中古品というと嫌がる人もいるかもしれませんが、楽器に関しては新品よりも中古品の方が

買い得です。


ただし、

中古品は同じメーカーでも前のオーナーの弾きかた、弾き込みなどで一本ごとに

音が全く違うので、経験ある人に選んでもらうことが大切です。


また、手工品は新品で同じメーカーでも1本として同じ楽器はありません。

同一メーカーでも一本、一本じっくりと弾き比べてみることです。


選ぶポイントとしては、音に芯があり、音に遠達性があるものを選ぶこと。

近くで大きな音が出ても部屋の隅まで届かないものは音に芯が無く、弦が鳴っているだけ

で、板が共鳴していないものです。

また、見た目だけで選んではいけません。


 
おすすめのギター


  
1.アリア クラシックギター AC-300
スペイン製で手作りで使用している材料も全て単板でおすすめです。ちゃんとしたブランドのスペイン製はコストパフォーマンスが高いのでおすすめです。

アリアは日本のブランドですが、スペインに委託して検収しているので割安で作りも安心です。

  
2.Jose Antonio フレタモデル
 
3.Jose Antonio ハウザーモデル
 
4.Jose Antonio ロマニロスモデル
ホセ・アントニオはスペインのブランドですが、この価格帯の楽器としてはかなりおすすめです。日本のブランドでは半手工ですが、スペインでは手工がほとんどなので手作りでかつ良い材料を使用しています。

上に挙げたモデルは銘器のコピーモデルで非常におすすめな楽器です。下手な日本の半手工よりもおすすめします。

コストパフォーマンスを考慮すると、私的には一番のおすすめです。

 
 5.タカミネ・クラシックギターNo.25

タカミネはなかなか良い楽器を作るメーカーで昔からの信用があります。使用材も値段の割りに良いものを使用しているようです。このクラスだと使用材は文句なしです。

現在は日本よりも海外で人気があります。

  
6.ホセラミレス エステューディオ・モデル 3E
  
7.ホセラミレス エステューディオ・モデル 4E
銘器ホセラミレスの工房で作成された練習用モデルです。練習用と言ってもさすがにレベルは高くコンサートギターとしても使用できます。

ただ、値段が高いので
このモデルを買う予算があるのなら、下記のプロフェショナルモデルの中古をお勧めします。

なお、このモデルは表面板は杉材のものしかありません。


中上級〜上級者(4年以上)「アルハンブラの思い出」が上手く弾けるレベル


50〜100万円の日本のメーカーか、100〜200万円の海外のメーカーがおすすめ。

日本のメーカーだと、
今井雄一星野良充三浦隆志が人気があります。


日本では
河野賢が日本が誇る代表的ギターでしたが、彼が死去する前から、製作から離れて

おり、実質は弟子の
桜井毅さんが引き続き河野モデルを作り続けていました。

残念ながら河野ギターは1970年代が全盛期でした。

確かに今でも河野ギターは信頼性と芸術的美しさがあり、おすすめではあるのですが、

往年の河野ギターと比べると...


海外のメーカーだと
ホセ・ラミレスポール・フィッシャーアントニオ・マリン

ケビン・アラムなどがおすすめです。


100〜200万円クラスになると海外の中古だと、マヌエル・ベラスケスハウザーV

マルセロ・バルベロ・イーホ
も範囲内にあるので、世界的銘器を手に入れることができます。


 
おすすめのギター


  1.ホセラミレス C650 1963
  2.ホセラミレス C650r 1963
スペインが誇る世界的ギターで、かのセゴビアも使用していたモデルです。

にもかかわらず、プロフェショナル用コンサートギターとしては非常に安い値段で購入でき
ます。伝統と技術があり、文句なしにお勧めできます。
コストパフォーマンスに非常に優れた楽器です。

表面板は杉材を使用したものが多く、松材はあまり見かけません。
というのも、杉材を初めて利用したのはラミレスであり、セゴビアもまたその杉材の楽器を愛用したためでしょう。

1963というのはセゴビアが愛用し、ラミレスが世界的にに評価された年代であり、そのモデルということで1963という名前が付いているのだと思います。

     
  3.ホセラミレス Elite
  4.ホセラミレス Centenario
ホセラミレスの最上位モデルです。

プロにも使用している人をたまに見かけますが、ほとんどのプロは上のスタンダードモデルを使用しています。

上記、スタンダードモデルは受注生産と言ってもだいたいすぐに手に入りますが、このクラスは確かに受注生産だと思います。専門店でもあまり見かけません。

私自身はこのクラスのラミレスを持ったことも弾いたこともありませんが、スタンダードモデルでも十分であることを考えると、このクラスは厳選した材料のみを使用したもので期待できるのではないでしょうか。

しかし、これだけの価格の予算があれば【銘器紹介】で紹介した200万円〜300万円クラスの銘器クラスの中古をお勧めします。

ただし、新品にこだわりたい、近くに専門店がなく、最高の楽器を求める方にはかなりお勧めです。


とにかく良い楽器が欲しい人、コレクター


300万円〜の銘器中の銘器(ロベール・ブーシェイグナシオ・フレタヘルマン・ハウザーU

ホセ・ルイス・ロマニロスTアルカンヘル・フェルナンデスサントス・エルナンデス

エルナンデス・イ・アグアドダニエル・フレドリッシュ)の素晴らしさは初心者にはわからないと

思いますが、

音楽で耳が鍛えられている方なら、これらの楽器が持つ風格、味、品性、美しさに溢れている

ことがわかるでしょう。


このクラスになるとバイオリンのストラディバリとまではいきませんが、ある種の魔力がある

ような気がします。

その優美な歌声にうっとりとするはずです。(大げさか ^_^; )



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